診療放射線技師による【心と体の透視室】

医療の中身ってわからないことだらけで、もし病気になっても医師任せという方がほとんどではありませんか?ここでは病気にならないためと、もしなってしまった場合においても、心と体をどのように保つか!?について皆さんにお役立てできる情報を発信して活きたいと思います。自身、約30年間【診療放射線技師】として勤務してきた医療現場での経験があるからこそ、お伝えできる真実を確認して頂ければと思います。

免疫力ってなぁに!?免疫力アップの方法!

 

免疫力ってなんだ!?

まさに今!日常でも良く大切!と言われている【免疫力】っていったい何のこと?

皆さんはご存知ですか!?

 

免疫力とは外部から入ってきた細菌やウイルスから身体を守り、健康を保つ力のこと

 

同じ病気にかかっても一瞬で治ってしまう人も居れば、グズグズといつまで経っても良くならない人

少しのストレスでヘナヘナになってしまう人も居れば、撃たれ強い物ともしない耐える力がある人

同じ条件によっても全く症状が異なる結果となってしまう…これが免疫力の差によるものなのです。

 

『こんなの性格の差であって、変えることなんてできないのじゃないの!?』

いえいえ、変えられるだけではなく、自身で大幅に向上!アップさせることが可能なのです。

 

皆さんも免疫力アップさせたい!って思いませんか!?

 

免疫力を上げると病気になりにくい、またなっても治りやすい身体が作られます。こんな良いことありませんよね!

 

免疫力アップのための鍵となるもの

①腸内環境維持

②自律神経のバランス

基礎代謝アップ

 

免疫力を上げるためにはこの3つの条件が大きく寄与しています。

 

①腸(特に大腸内粘膜)には体内の約70%の免疫細胞が存在しています。ゆえに、腸内バランスを整え、便秘や下痢症にならないような環境を維持し続けることがとても重要となってくるのです。

 

②自律神経には興奮・緊張状態時に働く【交感神経】と、心身がリラックスしている時に働く【副交感神経】がありますが、どちらかが優位になりすぎても免疫力に影響を及ぼすことになります。

例えば、過剰なストレス負荷がかかり、交感神経が働き続けることになるとリンパ球に含まれる免疫細胞が減少することとなります。

また、副交感神経が優位となりリンパ球が増えすぎると、アレルギー性皮膚炎や花粉症などの症状につながることになってしまったりします。

※自律神経のバランスが崩れると免疫力の低下やアレルギー症状を引き起こす原因となります⇒規則正しい生活と適度なストレス(刺激)で免疫力アップが大事です。

 

基礎代謝のアップは生命維持のために必要なエネルギーを生産したり消費したりすることです。基礎代謝が低いと人間の体温は下がる傾向にあり、この体温が1℃下がれば自身の免疫力は約30%低下するとまで言われています。日頃から体を冷さないように心掛け適度に体を動かし(過度のストレスとならない運動がベスト)年齢と供に下がりやすくなる基礎代謝を維持することが大切です。

 

免疫力が下がるとどんな症状(前触れ)が!?

・便秘や下痢をしやすくなる

口内炎ができやすくなる

・風邪などをひきやすくなり治りにくい

・体(特に手足などの末梢部位)が冷えやすくなる

・眠りにくい、気分が滅入る(鬱症状)になりやすくなる

・肌荒れや湿疹が酷くなる

などの症状が出てきたら要注意!免疫力が低下して体のバランスが崩れかけているサインかもしれませんよ。

 

免疫力が上がると予防できる疾患

・各種がん(癌)細胞

・糖尿病、脂質異常、高血圧などの生活習慣病

アトピー性皮膚炎な花粉症etc

・インフルエンザ、コロナウイルスノロロタウイルスなどの感染症

 

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※画像⇒新型コロナウイルス電子顕微鏡写真 米国立アレルギー感染症研究所よりお借りしました。 

 

どうでしたか、読者の皆さんはこれに当てはまらないことを祈りますが…

 

本日はこの辺で…

またの機会に免疫力アップについての【食】、【運動】、【暮らし】に分けたお話ができればと思います。