スーパーマイクロスライスを可能にしたマルチスライスCT
昨日の続きです
kokokara-perspectiveroom.hatenablog.com
ここに、【今も昔も変わらぬレントゲン】のことは書かせてもらっていますので、気になる方は是非、ご覧ください。
で、じゃあどうしたら…
答えは簡単!表題にもある
スーパーマルチスライスCT(俗に言うCT)
これを撮ることが、何よりです!
何がスゴイか!?
これについては【死角がほぼない】(見えないところがない=画像として描出される=写っている以上は診断がつけられる)ってことが、とてつもなく大きなメリットとなります。
このCTも勿論、デジタル画像ではあるのですが、データとしては約0.5mmの人体輪切り画像が意図も簡単に得られてしまう装置であるということです。
その検査の画像として、サーバーに保存されるのは約7~10mmで保管される(病院により違いあり⇒あまり細かなデータ全てを残してしまうとサーバーが一杯になってしまうため)が、元データは先程もお伝えした通り、0.5mmスライスの輪切りデータが必ずあります。
考えてみてください!0.5mmの輪切りですよ!もし、そこに5mmの癌があったとしたら…10枚のスライス画像にその癌が写っているということになります。
スゴイと思いませんか!?
5mm以下の病変であれば(例えば肺)それがまだ発育途中で、気管支鏡などをしても特定できない(このような場合はまだ小さすぎて処置できないため腫瘍が少し大きく育ってくるまで待つ場合があります)くらいのサイズで、すでに見つけられてしまうという、恐るべきスライスマシンなのです。これが約2~3分の検査と十数秒の息止め2回でできてしまうのだから・・・やらない手はありません。
そんなにスゴイ装置なら何故みんなこれを受けることにしないの!?
その通りです!
こんなにスゴイ装置なんだから、早め早めに、これをしっかり受けていれば、多くの病気や癌に罹っても治療に結び付けることができるのに…
今の日本では余程の疑いや、ある程度『このような病気が見込まれる』人でなければ、中々、検査にまで至らないのが現実です。
恐らく(これはあくまで私見ですが…)、あまりに大勢の国民が全てこれを受けることになると、今よりもっと寿命は延び、高齢者が増える事となるため、医療や福祉にかかる国の財源がもっと必要に迫られるためです。
『ええ~そんなのおかしい間違ってるし、ズルイ!』
そうなんです。ズルイんです。
世の中、社会は…
知ってる者が得をして、知らない者は損をするというシナリオが、どんなことにおいても用意されているのです。
だって医療の中身なんて一般の人は、わからないから…当然です。
だから少しでもここで【医療の中の表と裏】勉強すれば、もっと良い生き方が選べるようになる!ということを、私は皆さんにお伝えしたいのです。
おっと!また横路それてしまいましたね!
そうそう♪では、このCTをちゃんと受けるようにするためには…
CTを受けるには、どうすれば!?
ちょっと長くなってしまったので、この【受けるための手段】については、また次回のblogでお伝えさせていただきますね。
それではまた。