診療放射線技師による【心と体の透視室】

医療の中身ってわからないことだらけで、もし病気になっても医師任せという方がほとんどではありませんか?ここでは病気にならないためと、もしなってしまった場合においても、心と体をどのように保つか!?について皆さんにお役立てできる情報を発信して活きたいと思います。自身、約30年間【診療放射線技師】として勤務してきた医療現場での経験があるからこそ、お伝えできる真実を確認して頂ければと思います。

PCR検査の信憑性について

 

PCR検査の信憑性について

この検査をする!しない!で『もっと沢山の検査ができれば良いのに・・・』といった内容がニュースやSNSで言われています

 

インフルエンザの検出と同様、この検査は咽頭や鼻粘膜に付着するウイルスを検体として採取できたとき、はじめて陽性とされるものです。


実際、インフルエンザ等では、検査をするにあたって、医療機関では必ず問診があります。症状や「どうですか!?」って問われるあれです。


そこで、医師が「疑わしい!」と思った場合にはじめて検査を施行することになるのですが・・・


疑わしいと思わなかった場合には・・・検査にまでは至らないのが現状です。


また、今回のコロナウイルスに関しては症状の激しく出る方だけでなく、全く症状が出ない方や、何も日常と変わらない(なんともない)って方までおられるため、


ちょっとおかしいかも⇒病院へ行ってみる⇒検査をすることになる⇒陽性となるまで、非常に遠い道のりがあるということになるのです。


しかも先程、お伝えしたように検出能は『ホントにある!と見込んで採取した検体でなければ、実際に陽性であっても検出されない採取のされ方をしてしまっている』ことが少なからずあるからなのです。


テレビニュースで『一度、陰性になった者が再陽性で再発した!』ってなことがよく入ってきたりします。

これは陰性(完治)した訳ではなく、しっかり検体を取れていなかったか、ウイルスが小康状態で活発に増殖していた時期ではなかったということが考えられます。


皆さんも、風邪などひかれた時にずっと同じようにしんどい状態が続いていた訳でなく、少しマシになったかな?と思ったら、またぶり返したかのように熱が上がってきた、なんて経験ありませんか?


この時、風邪のウイルスは治療過程の中間域なのであって、消えてなくなっていた訳ではありません。


じゃあどうすれば・・・


症状のない人

日常生活をそのまま続けてもらって良いと思います。ただし、自分は大丈夫でも、他人は大丈夫でない(知らぬ間に移してしまっている)方があるかも知れない・・・

そのような意識は常に持ってもらいながら、行動することが大切だと思います。


症状のある人

熱発していたり、身体の倦怠感があるかた(慢性成人病や呼吸器疾患がある人は特に)コロナウイルスの指定医療機関へ行くことをオススメします。民間のクリニックや診療所では検査できなかったり、嫌がられたりすることも少なからずありますし、ここで陽性が判明した場合にも必ず指定医療機関へ薦められるか、症状が落ち着いている場合には自宅にて療養となるはずです。

 

検体の採取にあたっては苦しいですがなるべく器官の奥のほうからしっかり採ってもらうことをオススメします。


また、医療機関へ伺う場合には必ずマスクの着用や人との距離はとるようにしてください。


何度も言いますが病院(医療機関)は細菌とウイルスの温床です。

そのような患者さんが集まってくる場所なので、

それ(感染源に突入していくようなものであるということ)を避けることはできません。

 

自分自身の症状を十分に把握した上で、行動するようにしていただくのがBESTと考えます。